2017年1月30日月曜日

Google翻訳アプリの衝撃

※最後の写真(OCRアプリ)の説明で「翻訳結果」とありますが「OCR変換結果」の誤植でした。

先日、Google翻訳アプリのアップデートがありました。その内容にSNSでもちょっとしたお祭り状態になっていますが、皆さんはもう体験しましたか?

今回のアップデートの目玉は「リアルタイム カメラ 翻訳」でした。私もたまたまニュースサイトでその内容を知って早速試してみましたが、これが衝撃の機能でした。


アプリを立ち上げるといつものGoogle翻訳画面なのですが、カメラボタンが追加されました。これをタップするとカメラが起動します。あとは、翻訳したいものにカメラをかざすだけです。すると、こんな英文が




こんな感じに翻訳表示されます。



ほぼリアルタイムで、同時平行的に英文が日本語に翻訳され、カメラ画像の中で差し替え表示されています。

一般的に画像の中から文字認識(いわゆるOCR)させる場合、背景色とコントラストがついていないと認識しづらいとか、背景に色が付いていると認識しづらいとか、色々と制約条件があったりするのですが、このGoogle翻訳アプリの場合、こんなものも



こんな感じに翻訳されます。デザインされたロゴマークを認識するは驚きです。かつ、翻訳された日本語をロゴの中にうまく埋め込んでいます。



逆に日本語→英語も試してみると


すごいですね、見事です。フォントもそれらしくなっています。



この見事な翻訳具合、且つ、文字のフォントサイズや色まで元とのものに合わせる形で表示されるのです。又、誤訳も含めてその愉快な翻訳状態がまるで大喜利の様にSNS上に翻訳写真がアップされています。。



実は、最近、うちの会社でもスマホアプリの開発が多く、且つ、GeneXus標準機能だけではなく、様々なデバイス機能を付加する形での開発が増えてきました。その中の一つがOCR機能でした。有償無償を含め既存のOCRライブラリをGeneXusに外部オブジェクトとして追加する事で、標準にはない機能を実現しようというものです。

OCR機能に取り組んでみて感じたのが、OCR変換させる対象文字列の認識率を上げる事の大変さでした。フォント種類や文字の間隔から始まって、背景色・背景画像など文字とのコントラストの調整が非常に難しいものです。

それがGoogle翻訳アプリときたら文書のみならず、カラフルなパッケージから風景までいとも簡単に認識するではないですか。しかも、リアルタイムで・・・
これは脱帽ですね。仕事柄、様々な世にあるアプリやサービスなどを調べることがあり、その裏側がどうなっているか推測するのですが、このGoogle翻訳アプリはそれをどうやって実現しているのか、さっぱり判りませんでした。さすがGoogle、開発にかけるお金と人材はとてつもないものなんでしょうね。

とはいえ、我々も色々とニーズがあって開発を行っていますので、これにめげずにアプリを実現して世に出していきたいと思います。

研究開発中のOCRライブラリをGeneXusに組み込んだデモアプリ


ディスプレイを撮影しているので反射などで認識にはちょっと不利ですが、
こんな感じで翻訳OCR変換結果が出てきます。この画面はGeneXusで生成されたものです。


では。




2017年1月16日月曜日

Google Mapユーザーコントロールが使えない!?

業務アプリケーションの中で位置情報を判りやすく表示するツールとしてGoogle Mapを使用している方も多いと思います。GeneXusでもユーザーコントロールとして提供されているため、比較的簡単に実装できます。

ところが、そのGoogle Mapが突然表示されなくなる。という事態が昨年起こりました。

アプリケーション内でGoogle Mapを表示するとエラーとなってしまう。
デバッガで見てみると「NoApiKeys」というエラーメッセージが表示されている

これはGoogle側の利用規約が変更されたためで、Google Mapを利用するにはAPIキーの指定が必須となりました。

https://maps-apis.googleblog.com/2016/06/building-for-scale-updates-to-google.html
We no longer support keyless access (any request that doesn't include an API key). Future product updates are only available for requests made with an API key. API keys allow us to contact developers when required and help us identify misbehaving implementations.


GeneXusとしてはEvolution3 Upgrade9からAPIキーのサポートがされました。
https://www.genexus.com/developers/websac?en,,,39706;;

SAC #39706: ApiKey support in Web control Map

Abstract
Version 8.2 of the control made it possible to enter an ApiKey at design time. This is required as from June 22, 2016, due to a change in the licensing policy of the Google Map API. If a key is not provided, the error ApiKeyNotFound occurs at runtime and the map is not displayed.
しかし、それ以前のGeneXusを使用している場合はどうしたらよいでしょうか? 探してみたところ、GeneXusマーケットプレースに新しいバージョンのMAPユーサーコントロールがアップされていました。
https://marketplace.genexus.com/product.aspx?mapcontrol,en
こちらからユーザーコントロールをダウンロードし、GeneXusにインストールして下さい。

ユーザーコントールのプロパティに「Google Api Key」が追加されている

Google API KEYの取得はこちらから。
https://console.developers.google.com/flows/enableapi?apiid=maps_backend,geocoding_backend,directions_backend,distance_matrix_backend,elevation_backend,places_backend&reusekey=true

API KEYを取得するにはGoogleアカウントが必要です。また、API KEYを取得する際にリファラーやIPでキーの制限を指定する事ができます。






2017年1月10日火曜日

iPhone誕生 10周年

今年(2017年)はiPhoneが誕生して10周年だそうです。全然気が付かなかったな。スマートフォンがすっかり定着しましたが、当時はiPod付き携帯だとか、ワンセグやFelicaも着いていないとか、さんざんな言われようでしたね。

振り返ってみたら、私もブログで記事を書いていました。「ついに発表されたiPhone

当時のスティーブ・ジョブズのプレゼンが懐かしいなと探していたらユーチューブにありました。


当時はまだMacworld Expoでしたね。今見てもスティーブ・ジェブズのプレゼンは秀逸です。「これがiPhoneだ」といって見せたのがiPodにアナログ電話のダイアルが着いた写真とか、ハードウェアキーボードを否定した(Blackberryとかをdisってからの)タッチスクリーンUIの紹介とか、掴みから入って次々に紹介される内容に今でもわくわくしながら見てしまいました。

この時、指で弾くように画面をスクロールさせる姿がとても印象的で、「これは、今までのデバイスとは全く違うものではないか!?」とiPhoneの発売が楽しみでした。

しかし、当初日本ではiPhoneは発売されませんでした。しかたがなくiPod touchを速攻で購入しましたが、最初はやたら重かったり、バグも多く、まともに使える状態ではありませんでした。なにより、インターネットに常時接続でないデバイスはその本領を発揮できません。それでも今までに無い操作方法に近未来感を感じながら我慢して(笑)使ってました。それが、徐々にソフトウェアアップデートでまともに使えるようになり、利用者も増えていき・・と、全く新しいコンピューティングの黎明期を体験できたのは貴重な経験でした。

さて、スティーブ・ジェブズが亡くなって5年が経ちました。Appleの業績は低迷。プレゼンを見てもやたらとハードスペック自慢やカラバリ展開など、かつてのわくわくするプレゼンテーションはすっかり影を潜めています。又、Appleに限りませんが、眼鏡や腕時計などのウェアラブルコンピュータも今ひとつブレイクせず。革新的なコンピューティングは今後出てくるのか? とガジェット好きとしてはもやもやする日々が続いています。




2017年1月4日水曜日

2017 - 新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い致します。

昨年後半はほとんどブログを更新出来ず、申し訳ありませんでした。本業であるイノベーティブ・ソリューションズの経営に時間を費やし、なかなか情報発信が出来ておりませんでした。

さて、新年にあたってのご挨拶をさせて頂きます。


昨年、イノベーティブ・ソリューションズではビジネスの新たなコンセプトとして「標準業務プロセス」の重要姓を打ち出しました。日本は既に人口減少社会に突入しています。一般的にはまだ実感が湧かないかもしれませんが、社会の端々ではそれを原因とする問題が徐々にではありますが表面化してきています。

人口が減ってくるとビジネス面ではどうなるか? というと「お金を出しても働き手を雇うことが出来ない(人を集められない)」という事態になります。限られた人手で今まで通り(今まで以上)の成果を出すためには各個人の生産性向上を図る以外に道はありません。特に物流業界はそれが顕著です。イノベーティブ・ソリューションズではお客様の生産性向上のためのソリューションを提供していきます。

こう書くと「GeneXusと全然関係ないじゃないの?」と思われるかもしれませんが、「生産性向上」という観点ではソフトウェア業界も同様ですよね。というか、ソフトウェア業界こそ生産性向上を実現しないといけない業界です。この業界では工数という見積もり方法が根強く、生産性を上げれば上げるほど売上が下がってしまい生産性向上のモチベーションが発生しづらいです。これはビジネスモデルに起因するものなので、変えることは一筋縄ではいきません。しかし、いまだに炎上案件とかデスマーチとかいった話が後を絶たない状況では、なんとしても変えていかないといけない事だと思います。



さて、今年の活動目標です。

1.業務プロセス標準化コンサルティング
先にも述べたとおり、企業の生産性向上を実現するためには標準業務プロセスの定義が必要です。ただ、これは最初に定義すればそれで終わりではなく、日々の業務をこなしながら問題点を見つけ、業務改善を行い、それを繰り返し継続していくことが重要です。

ユーザー企業が自立的に業務改善サイクルを身につけて頂く為に、iGrafxという業務プロセス可視化ツールを採用しました。昨年は2回セミナーを開催しましたが、実際にお客様に採用頂いて、現在導入も行っています。今年はそれらをフィードバックし、ブラッシュアップしたサービスの提供・セミナーの開催を行っていきたいと思います。

2.スマホアプリ
GeneXusではスマホアプリの開発案件が多くなってきました。特にワンナレッジでiOSアプリ、Androidアプリの両方がジェネレートできるのは他のツールには無い強みだと感じています。

又、スマホアプリの場合はUX(ユーザー・エクスペリエンス)が非常に大切になってきますが、これは従来のウォーターフォール(つまり、設計書として紙に画面遷移やレイアウトを記述し、レビュー・仕様確定する方法)だと、使い勝手の良いアプリにはなりません。
これもGeneXusの強みであるプロトタイピングを繰り返す事で早いタイミングからユーザー自身にアプリの出来上がりを実感してもらい、よりよいUXとはどんなものかを一緒に検討していくことができます。

イノベーティブ・ソリューションズとしては、スマホ単体だけではなく、レーザースキャナーやウェアラブルデバイスなどと組み合わせたアプリケーションの開発に取り組んでおり、物流倉庫などの現場業務にもスマホ+アプリのソリューションを提供していきます。

3.海外ビジネスの展開
昨年はバングラデシュでのオフショア開発をスタートしました。こちらはGeneXusではなくスクラッチ開発ですが、向こうの技術レベルもだいぶ判ってきましたし、バングラデシュ側の事情も見えてきました。単純にオフショア開発の拠点とするだけではなく、今後は現地ビジネスの展開もしていきたいと考えています。



本年もどうぞよろしくお願い致します。

2016年10月3日月曜日

GeneXus インターナショナルミーティング GX26が開催されました

9月26から28日までの3日間、ウルグアイでGeneXusインターナショナルミーティングが開催されました。もちろん私も参加してきました。

毎年恒例のレポートを順次公開していきます。お楽しみに。
以下はオープニングキーノートでのスナップショットです。


メイン会場のステージです。今年のテーマはDream digital。
シンボルマークは何故か(?)だまし絵の様なイラストでした。


ニコラス・ホダール社長(Nicolas Jodal)のキーノートスピーチでイベントが始まりました。


ガストン・ミラノCTO(Gaston Mirano)から新バージョンGeneXus15の紹介です。
たくさんの新機能がありますので、個別にエントリーを書いていきます。


今までWindowsジェネレーターを担当してきたセバスチャン・ゴメス氏(Sebastian Gomez)
による新しい取り組みでコグニティブ・サービスを使ったChatBotのサンプルデモです。


One more thingもありました。謎のスクリーンショットです。GeneXus Mという新しいプロダクト
のコンセプトが発表されました。マルチプラットフォームのMだそうです。
スクリーンショットはMac上で動作しているGeneXusです。